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日常におけるICTとの付き合い方

日常におけるICTとの付き合い方

今回は戸塚教室写真整理クラスの竹内俊晴さんをご紹介します。
パソコン、タブレットとIT機器を使いこなし、パワーポイントで作った資料でプレゼンもこなすスーパーマンです。

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最近では、ICT(Information and Communication Technology)の適用は、非常な広がりをみせて、日常のあらゆる分野で、切り離せない技術になってきています。20数年前に、企業内での通信ネットワークが、パソコンをツールとするインターネットで構築されるようになり、それが瞬くうちに個人の通信手段の中心になってしまいました。
また、通信分野だけでなく、パソコンの機能を活用して、文書や画像、映像などのデジタル情報処理、データベース管理と留まるところがありません。しかしながら、私個人は現在のICT万能の傾向に、強い危機感を持っています。
それは、日常において、高機能の利用に慣れ過ぎて、人間としての能力の磨き方や、探求する知力の鍛え方が、疎かになって、人間のあらゆる能力の低下をもたらしているのではないかという事です。結果として、自分の脳の情報処理機能や意思決定能力が損なわれ、言ってみれば次第にバカになってゆくという危機感です。次第にICT依存が強くなり、そのツールに振り回されている自分を感じて、時折ぞっとすることがあります。何か、考え過ぎでしょうか。

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私は、パソコンを4台、タブレットを大小2台、それに携帯電話と、まさにICTの恩恵をフルに活用しているようにも見えますが、最近では、それぞれの役割を限定し、分担させて利用するようにしています。勿体ない活用の仕方と言えるかも知れませんが、自分独自の思考や、意思決定の自由度を保つことを大切にしようすると、どうしてもそういった抑制的な利用の方向になってしまいます。やはり、私は歳相応に、古いタイプの人間なのかも知れません。
話は少しずれますが、昨年、都内で中央官庁のフォーラムにパネリストとして突然招かれ、約40分という限られた時間で、プレゼンをするという機会がありました。ほかのパネリストは例外なく、パワーポイントによる映像で、内容を説明しておりましたが、私はデータ提示を抑えて、私自身の考え方や論旨をしっかり表現することを意識し、まったくパソコンによるプロジェクタ利用をいたしませんでした。その分会場は明るく、私の主張や表現で、聴く方に多くの内容を届けることが出来たのでは、と思っています。いささか自画自賛でしょうが。
今後とも、日常におけるICTツールは、柔軟な自分の感性を保つためにも、賢く使いこなしていきたいと考えています。

  

 チューターからのコメント

戸塚教室木曜午前写真整理クラスの竹内俊晴さん。さすがのご意見ありがとうございます!アナログにもデジタルにも、どちらにも良い点があって、私も上手に選び取り組み合わせることが大切だと考えています。竹内さん、その通りですね・・。
話題豊富で、ITを使いこなし音楽や所縁の土地やアマチュア無線を愛すスーパーマンですが、子どもたちのために小学校の農園で野菜(右上写真)を育て、時に理科の先生を担当するんだとパワポで資料を作っていらっしゃる優しそうな笑顔は、また違う一面を見せてくださいます。
はぁ~、世の中捨てたもんじゃないなと、竹内さんの背中を見ながら今日も思う私でした。

<浅川>
「あ~り~ば~ど2016年7月号・私の散歩道 より」

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