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魚醤「いしり」を使ってみました!

魚醤「いしり」を使ってみました!

石川県能登町に伝わる「いしり」。
イカの内臓を原料とし、塩で漬け込み、2〜3年にわたって自然発酵、熟成させた魚醤です。
秋田のしょっつる、香川のいかなご醤油と並ぶ日本三大魚醤のうちの1つ。
タイのナンプラーなどもこれら魚醤の一種ですよね。ナンプラーが大好きな私は、「絶対にこのいしりも気に入るはず!」と思い、先月能登に行ったときに買ってきました。
ちなみに、いわしを原料としたものは、「いしる」というそうです。

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 いしりはこのままでは濃いので、煮物などに使うときは、5~10倍くらいに薄めて使います。
隠し味に使うのがベスト!表に出すぎないけど、しっかりとした味わいがある。
能登の人たちの奥ゆかしさと力強さを感じる調味料です。

 買った時についていたレシピや、ホームページを参考にしながら、いくつか作ってみました。

 

イカいしりごはん
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<材料>2~3人分
・米      2合
・イカ    小さ目を1杯分 (細かく刻む)
・生姜    ひとかけ(みじん切り)
・酒     大さじ2
・いしり   小さじ2

<作り方>
1.鍋にイカと生姜、酒、いしりを入れて火をつけて加熱する。
2.イカに火が通って、白っぽくなってきたら火をとめる。
3.2で出た煮汁(イカはとっておく)と水を合わせて、いつもの水分量に調整して、ご飯を炊き上げる。
4.ご飯が炊きあがったら、炊飯器のふたを開けて2のイカを入れて、すぐにふたを閉めて15分くらい蒸らす。
5.蒸らし終わったら、全体を混ぜて出来上がり!

※プリプリとした弾力あるイカの食感と、ほんのり香ってくるいしりの風味が食欲をそそります。
 おかずがなくても、これだけで何杯も食べられちゃいますよ!

いしりのマヨネーズ焼き
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<材料>
・いしり         小さじ2
・マヨネーズ      大さじ4
 
・生クリームor牛乳  お好みで適量
・長いも         1/2本  
・レンコン        一節
・ズッキーニ      1/2本

<作り方>
1.いしりとマヨネーズは合わせておく。
  (生クリームや牛乳を大さじ1くらい入れると、滑らかになり味もマイルドになります)
2.野菜は皮をむき(必要に応じて)、7~8mm位の厚さに切っておく。
3.フライパンに少量の油を敷いて火にかけ、野菜をいれて、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。
4.3.の野菜を器に並べ、1.のソースを上からかける。
5.オーブントースターに入れて、15分位温めてソースの表面にきれいな焦げ目がつけば出来上がり!

※いしりとマヨネーズを合わせたソースは、バーニャカウダーにいています。
  茹でた野菜やスティック状に切った野菜に、そのままつけてもおいしいですが、やっぱり火を入れたほうがうまみが出ます。
※野菜は何でもOKです。茹でたジャガイモやアスパラなどもおいしそうですね♪

 ・煮物
八百屋さんの店頭に並び始めたタケノコ。味が染みやすい大根。
7倍くらいに薄めたいしる汁で煮てみました。
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※いしり汁に、みりん大さじ2とお砂糖をほんの少し入れました。

 ・お醤油の代わりに使ってみました! 
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※いつもの料理が、ちょっとかわった風味でいただけますよ!

 

・ホタテの貝殻を器として利用した「いしりの貝焼き」が昔から能登に伝わる素朴な召し上がり方だそうです。 
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※このほか、焼きそばやパスタとの相性もよさそうですね。※野菜の中では「ナス」との相性が抜群らしいです。10倍くらいに薄めたいしり汁で煮るといいみたいですよ。旬になったら、是非試してみてくださいませ!

 ※今回は、ホームページ”能登の魚醤油「いしり物語」公式サイト”を参考にさせていただきました。 

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