生産者が教える春の寄せ植え
土作りから始めよう

ゲスト:石井 徹 氏
日 時: 5月16日(日) 10:00〜12:00
場 所: 石井園芸(戸塚区汲沢町1236)県立桜陽高校前
参加費用: 3000円(材料費込み)


見本
  現在、奥様が戸塚教室でホームページ作成応用講座に在籍です。奥様の夢はガーデニングのホームページを作ること。
 今回はご主人にお願いし、春の寄せ植え講習会を開催します。戸塚で先代が園芸農家を始めて40年近くになります。戸塚教室から車で5分ほどの場所なのに、自然がいっぱいです。取材をさせていただいた3月の末はサクラがちらほら咲き始め、温室脇の白木蓮が綺麗でした。温室には皆さんの作品になるのを待っているかのように花の苗がかわいい蕾をつけていました。
 ガーデニングが人気ですが、綺麗に植えるだけではなく生産者ならではの土作り、肥料の混合を教えていただきながら、温室に咲いているお花を使って春の寄せ植えを作ります。
 多くの方のご参加をお待ちしています。
<当日の様子>
参加者23名
生憎の雨模様の天候でしたが、温室の中は初夏の花々が咲き乱れていました。
石井さんのお話に皆さん熱心に耳を傾けた後は、土と格闘しつつも、素敵な寄せ植えが完成しました。
石井さんのお話、まずは土作りのコツを伺いました。
鉢植え用の用土は通気・保水・排水性が潅水により破壊されにくく、しかも保肥性の高いものがいい。栽培期間が長引くと根が過剰になり、根詰まりを起こしやすい。そこで、古くなった土は荒い目のざるで篩い、塵を除く。最後は1mmぐらいの目のざるで篩い、残った土を使うのがコツ。篩われた細かい土は目を詰まらせるので水はけが悪くなるし、根が張れないから捨てるとのこと。
ベースを作る。
赤土を大まかに砕きます。
有機質の材料を混ぜて団粒化、通気性を増す。
腐葉土・牛糞・パーク堆肥・椰子ガラ・ピートモスなどを層になるように撒く。
石灰を撒いて、土を中和させる。
日本は雨が多いので土壌が酸性になりやすいそうです。
層になった材料を腕を使って、ざっくりと混ぜ合わせる。
土の出来上がりです。
いよいよ、お花を植えていきます。
鉢に土を入れますが、仕上がり面の高さを合わせるのがコツ。一番大きな花苗で調整します。
配置決め。
鉢の正面を決めて、背の高い花を後ろに。手前は低く。鉢の際まで四隅に配置する。
完成品
色、背の高さがバランスよく配置されています。草花が成長することを見越して作り上げます。
参考作品
手押し車のプランターに植えたハーブたち

参加者の感想
・楽しかったです。よく鉢植えは買うのですが、すぐに枯らしていました。(H.I)
・何でも基礎が肝心ですね。石井さんのお話は分かりやすかったです。(Y.K.)
・可愛らしい寄せ植えですね。帰宅後玄関に飾りました。楽しかったです。(K.I.)
・土つくりが参考になりました。今まで使っていた土が捨てなくてはいけない土だったなんて・・・。(H.E.)
・お花大好きです。今まで間違いだらけの育て方をしていたことがわかりました。(R.Y.)
・石井さんのお話はとても分かりやすかったです。我が家の玄関が一段と華やかになりましたよ(K.Y.)
・今まで勝手に土をブレンドしていました。(H.K.)
また「秋の寄せ植え講習会」企画したいと思っています。
皆さんからのご要望やご感想は salon@dmix.jp へお寄せください。