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5月のパソルーム倶楽部無料講座「シムフリーって何?」報告(戸塚)

5月のパソルーム倶楽部無料講座「シムフリーって何?」報告(戸塚)

5月20日、金曜日の夕方にもかかわらず、16名もの方にお集まりいただき、無料講座が行われました。

 今回のテーマは、「シムフリーって何?」

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興味はあるけど日程が合わない、というお声をいくつかいただきましたので、当日のお話の内容をなるべく詳しく書いてみたいと思います。長くなりますが、お付き合いください。

  

ちまたで最近よく聞かれる言葉・格安シム。お得と言う宣伝文句が気になっていた方も多いことでしょう。どんなもので、何を選べば良いのか、本当にお得か、ちゃんと通信は繋がるのか・・・、いろいろな疑問が頭をよぎります。今回はその辺りを少し勉強してみましょう。

 

1 シムフリーって何?私にもできるの?

まず最初に、シムとはなんでしょう?

正しくは「SIMカード」。電話番号など固有の識別情報が記録されたICカードのことを指します。 SIMカードをスマホやケータイ、タブレットなどのモバイル端末のSIMカードスロットにさし込むことで、音声通話やデータ通信などの通信機能が使えるようになります。とても小さな部品で、傷などがつくと正しく働かなくなってしまうので、扱う際には注意が必要です。

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これまでスマホやタブレットの本体は携帯電話会社の契約に縛られていたのですが、シムフリーになったことで、対応する端末であれば、格安シムを買うことで自分で電話会社を選べるようになりました。何度も端末を買い変える必要も無くなるわけです。

現在利用中の端末がシムフリーに対応しているかという問題に関しては、利用している携帯電話会社にご確認ください。目安として、2015年5月以降にご購入になったものは、シムロック解除が義務付けされているので、対応するはずです。ただし、いくつかの条件を満たさなければならないことになっています。(購入から6か月経過、ネット申し込みは無料、電話申し込みは有料など)現在お持ちの端末が対応するものでない場合は、まず端末の購入から進める必要があります。

 

2 どんな会社がやっているの?

多くの方が利用している携帯電話会社(docomo・au・ソフトバンクなど)は全国に基地局・アンテナといった設備を持っています。

これに対し、格安シムを扱う会社は、携帯電話会社には変わりないのですが、設備を持っていないため、基地局やアンテナを持っている会社に設備を借りて運営しています。

 

3 なぜ格安シムが注目を浴びているの?

格安シムが注目されているのは、料金が安い・余計なサービスの契約が不要・シンプルで分かりやすい、などの理由からです。特にここ最近は、参入する会社が増え、価格競争のおかげで様々なプランがあり、選択の幅が広がってきているようです。

 

4 電波は大丈夫?質が悪いんじゃないの?

使えるところが狭いのでは?電波が弱いのでは?通信料が少ないのでは?そんな心配がよく聞かれます。ですがその多くは誤解です。2でも書きましたが、携帯電話会社の基地局やアンテナを借りているということは、使える場所は同じ、電波の強さも同じです。通常の電話の質も変わりません。

インターネットなどを見るために必要な通信量も変わりはありません。使用する量によって料金が変わりますが、最低料金のプランも2GBから3GBと、同じくらいからのラインナップがあります。

 

5 デメリットはないの?

docomoやau・ソフトバンクのようなショップがないため、サポートが限られています。

また、~~~@docomo.ne.jp、~~~@ezweb.ne.jp、~~~@softbank.ne.jpといったキャリアメールが使えません。Gメールなどを使うようになるので、携帯電話(ガラケーのことです)のお友達とのメールなどで、迷惑メールになってしまう可能性があります。(お友達にご自分のメールアドレスを拒否しない設定にしてもらうことで回避できます。)

また、Lineの年齢確認ができないため、友達登録の方法が限定的になります。(家族や友達同士で利用するなら問題ありません)

 

6 どんな使い方がオススメ?

 

その1・・・携帯電話は現在のまま使用し、タブレットを格安シムで利用する。

通信量が少ない方には1ヶ月900円くらいからのデータプランがいろいろあります。最近では格安シムを扱う会社も増え、さらにお安く使えるようなプランも出てきています。ガラケーはそのまま、iPadでLineやインターネットを楽しむことができます。

 

その2・・・携帯電話は現在のまま使用し、スマホのお試しに利用する。

音声通話がつくとデータプランより少し料金が上がります。1ヶ月1600円くらいからのプランがあります。ただし、通話料は含まれていないので、通話した分だけ料金がかかります。音声通話が多い人は、従来の携帯電話会社のカケホーダイなどのスマホプランの方がお安くなる場合もあります。

 

その3・・・現在使用しているスマホから、電話番号は変えずに完全に乗り換える。

1ヶ月2000円から3000円程度に節約することができます。ただし、料金や使い方をきちんと理解していないと、従来より高くなってしまう心配もあります。少し上級編とも言えますね。

 

その4・・・シムフリー機種の端末で、プリペイドタイプの格安シムを利用する。

格安シムの対応端末を購入し、プリペイドタイプの格安シムを入れて通信を楽しみます。普段はWiFiで間に合っているが、旅行など出かける時だけインターネットに繋げて楽しみたい、という方には、手軽に利用できるプランです。

例えば、先日某先生が旅行に行かれた際には、このタイプを利用したそうです。某先生の利用した格安シムは、クレジットカードで決められた通信量を購入し、使用するタイプ。通信量が足りなくなったらインターネット経由で簡単に追加できるので便利だそうです。

坪井が購入したのは3か月の間に2GB使えるツーリスト用のプリペイドシム。外国人観光客の方などが手軽に利用できるようにパッケージも工夫されていました。 こちらは家電量販店で格安シムを購入し、手順書に従ってシムを入れて登録するだけで簡単に使えました。

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ちなみに、シムフリーのiPadを購入する際、Apple Storeへ直接行くか、Apple Onlineを利用すると、購入することができます。(家電量販店では購入できません)

 

・・・さて、ここまでお読みいただいて、少しはシムフリーのイメージができましたでしょうか?

通信費を節約したいと考えている方は、まずはご自分の契約状況や、利用方法を確認してみてください。また、タブレットを持ち歩きたいけどインターネットにつながらないんじゃ面白くないと考えている方は、シムフリーの端末を購入して、格安シムで楽しむ方法も検討してみてはいかがでしょうか?

興味があるけどよくわからないという方はチューターまでご相談くださいね。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

2016/5/20パソルーム倶楽部無料講座担当:坪井有紀

 

  

 

 

 

 

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