カラーコーディネートの楽しさ

ゲスト:高橋 由利子 先生
日 時: 5月28日(金) 11:00〜14:00
場 所: サロン・スペース
参加費用: 2500円(ランチ付き)
 お店で見つけた素敵なセーターを買って帰って広げてみたら、『あれぇ……色が違っている〜!』なんて不思議な経験をしたことはありませんか?
 私達の視覚は、750万色〜1000万色もの色を識別していると言われています。それなのに色達は、いつも私達の事を振りまわしてばかり!でも、こんな不思議な色たちのことをチョッと学んでみませんか?

 「色って何だろう……」から始まって、「色の分類整理」や「代表的な配色例」などにも触れながら、色を上手に使うためのテクニックを身につけて頂くお手伝いが出来たらと思います。
5月のパソルームサロンにはカラーコーディネーターの高橋由利子先生をお迎えしました。身の回りに溢れる「色」を科学的に学んでみませんか?
高橋 由利子 先生 プロフィール:日本色彩学会会員、ファッション環境学会会員
東京都出身 跡見学園女子大学美学美術史科卒業後、出版社に勤務。その後、音楽講師、アイススケート指導員としても活動
1994年10月 カラー・イメージコンサルタント(ALWAYS IN STYLE))資格修得、ストレッチ体操とカラーブリージングを組み合わせた独自の健康体操を展開
1997年1月 文部科学省認可全国服飾教育者連合会(AFT)ファッションコーディネート色彩能力検定1級修得
1997年11月 東京商工会議所1級カラーコーディネーター資格修得
1998年10月 文部科学省認可AFT色彩講師資格修得、以後、主に色彩検定の受験対策指導に携わる
2003年4月より 板橋区社会福祉協議会ぬくもりサービス協力会員として、新たな展開を始める
<当日の様子>
参加者13名
やや緊張ムードは始まりましたが、色のパネルを並べ替えたり、色相環をつくったりしていくうちにだんだんと和やかな雰囲気になりました。昼食のお弁当をいただきながらの質問はかなりざっくばらん。いつもの「へーっ」も飛び出して・・・。デザートは函館からクール便で取り寄せた「チーズオムレット」。まろやかでさっぱりした美味しさに大満足でした。
後半は、打ち解けた雰囲気の中で、さまざまな配色や色の不思議さを実際にパネルを見ながら学びました。赤いネットに入れたおみかんは美味しそうだけど、緑のネットに入れたおみかんはなんだかすっぱそう・・・。そんなことも実際に実験してみるとよくわかります。
奥の深いテーマなので、とても2時間で理解できるものではありませんが、身近にある「色」の世界への見方が少し変わって、興味の世界へ広がっていきそうですね。
「色が見える」・・・どういうこと?

モノには必ず色がついています。モノを見るということは、色を見るということにほかなりません。では、モノについた色を見るのに必要なものを考えてみましょう。
まず、見つめられる物体が必要です。次に物体があっても目を閉じていたら何も見えません。また、物体があって目をパッチリ開けていても真っ暗なところでは見えません。
色は物体があるだけでは存在しません。物体を照らす光と物体を見つめる目があってこそはじめて作り出される感覚なのです。当たり前のことと思えるかもしれませんが、色を考えるときにはいちばん大切なことなんですよ。

衝撃の事実!“真っ暗闇の中にある赤いりんごは、赤くはなかった・・・”
高橋先生の講義の冒頭を簡単にご紹介させていただきました。いきなり目からウロコでした。

参加者の感想
・ホームページの勉強に役立てたいと思い参加しました。同じ色でも光によって目の中に飛び込んでくることがわかりました。勉強になりました。日常の生活に生かしたいです。でも、一日ではなかなか理解しにくいですね。(Y.S.)
・色のことについて勉強してみようと思い参加しました。昼食や食後のチーズケーキとても美味しかったです!!色についてもとても勉強になりました。(Y,T.)
・友人に誘われてはじめて参加しました。色の見え方についてのお話が面白くお聞きしました。(H.O.)
・今まで改まって聞いたことがなかったカラーコーディネイトのお話しが身近で聞けるということで参加しました。いろいろな法則など、面白く興味深いお話でした。お弁当、ケーキご馳走様でした。美味しかった。いろいろな企画を楽しみにしています。(K.S.)


「あ〜り〜ば〜ど」で「色」をテーマに連載が始まりました。こちらも、ぜひご覧ください。