歴史探訪−鳥居 忠雄さんを囲んで

ゲスト:鳥居 忠雄 氏
日 時: 11月16日(水) 16:00〜17:30
場 所: 弥生台教室
参加費用: 500円

初代 元忠(1539-1600)

鳥居家は、徳川家康とともに活躍した譜代の重臣で、江戸幕府が開かれた後も幕政の要職に就いた大名です。

 この鳥居家のご子孫でいらっしゃる弥生台教室の鳥居さんは、鳥居家の偉業を後世に残そうと活動をされていらっしゃいます。

 江戸時代中期から栃木県の壬生町一帯を治めていた鳥居家の、歴代藩士らにゆかりのある資料を展示した「大名鳥居家展」(12月18日まで)が、開催されているのにちなみ、鳥居さんを囲んで、一緒に歴史を旅する会を企画しました。

 
美味しいお茶とお菓子をいただきながらの気楽な会です。「歴史はさっぱり・・・」という方でも、安心してご参加いただけます。深まる秋の夕暮れ時をご一緒にいかがでしょうか。

お申し込みはsalon@dmix.jp までメールか、教室、チューターまでお願いします。
 

当日の様子
弥生台教室で、大名鳥居家にまつわるお話を、ご子孫でいらっしゃる鳥居さんにお話いただきました。参加者は9名。みなさん、うなずいたり、メモをとったり・・・とても熱心に耳を傾けていました。

【鳥居 元忠】
 鳥居元忠は家康に仕えた三河武士の一人です。三河国碧海郡渡村に生まれ、幼少より家康に近侍し、天正18年関東転封の際には下総国矢作で四万石を与えられました。
 慶長5年関ヶ原合戦を前に家康が会津征伐で東下する際に石田三成の挙兵に備えて伏見城を守り、討ち死にしたことはよく知られています。家康の天下統一は鳥居元忠の功績を抜きには実現しなかったといっても過言ではないでしょう。
 鳥居氏は江戸時代に譜代大名家として陸奥国磐城平、出羽国山形、信濃国高遠、能登国下村、近江国水口、下野国壬生、の藩主をつとめますが、元忠はその大名鳥居家の家粗として崇拝されます。


【鳥居家】
 1712年(正徳2年)、6代忠英の時に壬生(栃木県)に入り、明治維新までこの地を治めました。1713年(正徳3年)には、下野11諸藩にさきがけて藩校「学習館」を開設し、11代忠挙の時にはいち早く蘭学を導入するなど、学問を重んじました。
 また、カンピョウを栃木に持ち込んだことでも知られ、以来、壬生町は全国有数のカンピョウ産地となりました。

 質疑応答の時間には、大名最中をいただきながら話に花が咲きました。
 また、鳥居さんに名産のカンピョウをお取り寄せいただきました。
 ご参加の皆様、ありがとうございました。
<参加者の感想>
・リアルな歴史、特に鳥居家と徳川時代との関わりが印象的でした。(Yさん)
・郷土史をこんな形で知ることができ、感激しました。歴史は知ることにより、ますます興味が深まります。(Sさん)
・歴史小説はよく読む方だと思っていたのですが、鳥居家というのは知らなかったので、今回勉強になりました。(Wさん)
・はじめての参加でした。突然の参加でしたので事前準備が出来ませんでしたが、楽しきお聞きしました。自分のルーツがわかるなんてすごい!(Mさん)
・早く鳥居家のホームページができるよう、期待しています。(Tさん)

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