第4回 スパークリングワインを知ろう!
*スパークリングワインってどうやって造るの?
*発泡しているからと言って、シャンパンって言ってはいけないの?
戸塚教室 8月26日(金) 16:00〜18:00
弥生台教室 8月24日(水) 16:00〜18:00
◆当日の様子
今回は、弥生台と戸塚で合わせて20名の方にご参加いただきました。
人気のスパークリングワインについて、いろいろと知ることができました。
「スパークリングワイン」といえば、思い浮かぶのは「シャンパン」。
「シャンパン」ってフランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけしか「シャンパン」と呼んではいけないことをご存知でしたか?
作り方はとても手間がかかっています。簡単にご紹介しましょう。
★トラディショナル方式=シャンパーニュ方式
収穫(ヴァンダンジュ)
シャンパーニュ地方ではシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが主要な三種類です。
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圧搾(プレスラージュ)
葡萄が傷まないように、この地方独特の浅く広い圧搾機で黒葡萄の皮の色がつかないように静かに絞ります。
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一次醗酵
畑や葡萄ごとに、ステンレスのタンクや樽の中で一次醗酵させます。
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調合(アッサンブラージュ)
収穫した翌年の2月頃、ヴァン ド レゼルヴ(前年、あるいは前々年に収穫したワイン)を含め、一次醗酵で得たワイン(原酒)を30〜50種類、各メーカーのブランドイメージに沿って調合します。
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瓶詰(ティラージュ)
リキュール ド ティラージュといって酵母と1リットルあたり24gの蔗糖を加え瓶詰してカーヴ(蔵)に寝かせます。
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瓶内二次醗酵
瓶の中で、加えた酵母が糖を分解してアルコールと二酸化炭素(炭酸ガス)に変えます。→ シャンパーニュの泡になる。
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熟成(セジュール アン カーヴ)
6〜8週間で二次醗酵が終わると、働きを終えた酵母が滓となって瓶の中に溜まります。
その滓と共に寝かせる事によって、酵母が分解作用で取り込んだ旨味がワインに徐々に戻されます。
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倒立
ピュピトル(滓下げ台)に瓶口を下に向けて並べます。
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動瓶(リュミアージュ)
5〜6週間に渡って、毎日瓶を1/8回転ずつ、両手で左右に揺らしながら回し、傾けてゆき、瓶の側面に溜まっていた滓を瓶口に集める。
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滓抜き(デゴルジュマン)
瓶口をマイナス20℃の塩化カルシウム水溶液につけて溜まった滓を凍らせ、栓を外して滓を飛び出させます。
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補糖(ドサージュ)『門出のリキュール』添加
酵母は、糖分を分解し、糖分が残っていない状態の為、門出のリキュール(シャンパーニュの原酒になったワインに糖分を加えた物)を加え、味を調整します。ここで辛口、甘口に分かれる。
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打栓(ブシャージュ)し、ラベルを貼って(アヴィラージュ)出荷
シャンパンが美味しくて、またお値段が張るのも理解できますね。(^^)
今回、用意されたワインは、イタリアの代表的なスプマンテと珍しい赤の発砲ワインのCALVI。
パン、チーズ、デザートと一緒に、美味しくて楽しい時間を過ごしました。
◆参加者の感想
- 初めての参加でしたが、大変面白く参加させていただきました。(Oさん)
- 今のまま楽しい雰囲気を続けてください。(Kさん)
- ワインが温度によって全然違うものになるのが不思議です。(Nさん)
- カルビボナルタが美味しかった。(Kさん)
- Ronchi di Manzanoがとても美味しかったです。人見知りの私でも楽しく参加でき、うれしいです。(Iさん)
- とてもラフな講座でとても美味しいスパークリングを頂戴しました。(Sさん)
- スパークリングワインが正式名であり、いつもの常識が違うことがわかりました。いつも楽しいセミナーでうれしいです。(Nさん)
- スパークリングワインの2種類、白と赤を試飲しましたが、とても美味しくいただきました。いつもいろいろなイベントを紹介していただき、楽しませていただいています。カルチャー教室へ行く必要なく、いつも感謝しています。先生方も素敵な方々で出会いが楽しみです。(Yさん)
- 普段、ワイン、シャンパンは飲んでいますが、知識はなく、機会があったら勉強してみたいと思っていました。醗酵のさせ方など、楽しく勉強させていただきました。ワインも食べ物もとても美味しかったです。(Tさん)
- 先生の話がとても分かりやすかった。(Oさん)
- シャンパンがフランス以外でやたらに使用できないということが印象に残った。(Yさん)
- スパークリングワインの製造工程について、特に滓抜きには手がかかり、高価になるのもうなずけました。もっとかしこまった講座と思いましたが、和やかで楽しい時間を過ごすことができました。(Iさん)
- スパークリングワインの作り方などがわかって楽しかったです。選び方に生かしたいと思います。アットホームは中でのワインセミナーはとても楽しかったです。(Jさん)
◆本日のワイン
ワイン提供:(株)ユービーエム
http://www.u-b-m.co.jp/ こちらのサイトでお求めいただけます。
@ スプマンテ DOC
造り手)Ronchi di Manzano ロンキ ディ マンザーノ
ブドウ品種)シャルドネ・ピノビアンコ
生産地)フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
提供温度)10度
料理)食前酒、食中酒、シーフード料理
シャルマ方式を使い、辛口できめ細やかな泡が特徴。食前酒としてはもちろん、どんな料理でも合う。女性オーナーがデザインしたボトルラベルが素敵。プレゼントにも最適。
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A カルビ・ボナルダ DOC
造り手)カルビ
ブドウ品種)クロアティーナ
生産地)ロンバルディア州
提供温度)8度
料理)フリット、ピザ、焼鳥、お好み焼、お肉グリル料理、パルミジャーノ、フルーツタルト、マカロン
カシスリキュールの香りを持ち、赤ワインのしっかりした味わいの中にも、微発泡のためグビグビ飲めてしまう大人のブドウジュース。躍動感をお楽しみ下さい。油っぽいものからデザートまで使えるオールマイティワイン。チャーミングなハッピーワイン
ガンベロロッソ(ドゥエビッキエーリ獲得)
よく冷やして召し上がってください。
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◆本日の簡単ミニレシピ
★ パルミジャーノチーズのおせんべい ★
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★ イカのトマト煮 ★
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(材料) パルミジャーノチーズ
(作り方)
テフロン加工のフライパンに粉パルミジャーノを食べたい大きさに伸ばして焼く。
プツプツとチーズが溶けてきたら、引っ繰り返して両面を焼く。
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(材料)
イカ2分の1、玉ねぎ4分の1、トマト1個、ニンニク一片、白ワイン少々、塩、コショウ
(作り方)
玉ねぎをみじん切りにして炒め、ニンニクを入れる。イカを食べ易い大きさに切って入れる。白ワインをおおさじ2杯入れる。トマトを細かく切って入れ、塩コショウで味を整えて少し煮る。
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★ カプレーゼ ★
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★ メレンゲ ★
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(材料)モッツアレラチーズ、トマト、バジリコ、オリーブオイル、塩
(作り方)
モッツアレラチーズとトマトを1cm幅にスライスする。
交互に挟んで盛り合わせる。
上にバジリコの葉をのせる。
食べるときにオリーブオイルと塩で味を整える。
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(材料)卵白2個、砂糖60g
(作り方)
卵白を少し泡立て、砂糖を数回に分けて入れる。よく泡立てて絞り袋に入れ、絞り出し、100度のオーブンで40分焼く。(ときどきオーブンを開けて水分を飛ばす。
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講師 : 神村彰子(しょうこ)氏
東京都出身・JSA公認シニアソムリエ・焼酎アドバイザー 国際線で客室乗務員として20数年乗務。
より自信を持ってワインサービスをしたいと一念発起しソムリエ資格を取得。
以来、バッカスの神様に見入られワインの虜となる。
昨年早期退職を機に、より多くの日本のご家庭にワインを!と活動中
お申込みは、教室、チューターまでお願いします。
パソルーム戸塚教室 045‐860‐2670
パソルーム弥生台教室 045‐815-1077