「僧侶!聞いてもいいですか?」みんなの講座開催しました!
7/18(水)16:00~パソルーム戸塚教室にて、みんなの講座
「僧侶!聞いてもいいですか?」が開催されました。
当日は、23名の方にお集まりいただきました。
ご参加いただきまして、ありがとうございます。
ゲストの小路竜嗣氏は、長野県塩尻市にある浄土宗方便山善立寺の副住職です。
信州大学大学院工学系研究科を卒業された元メカ系設計エンジニア。
お寺の一人娘との結婚を機に退社、修行され副住職になられました。
元エンジニアということもあり、檀家のデータ管理や古文書の保存、過疎化など
寺院が抱える課題をITを活用して解決できないかと、
寺院デジタル化エバンジェリストとして寺院とIT企業をつなぐ活動もされていらっしゃいます。
講座の前半は、仏教の成り立ちから神仏習合と神仏分離、そして民俗信仰についての
興味深い内容をわかりやすくお話しいただきました。
日本人の多くが、神様、仏様と祈り、初詣は神社に行き、法要はお寺で、
お盆には野菜をお供えするなどの普通に行っている慣習は、
それらの歴史を紐解いていくと自然な行為であることがわかります。
・宗教はその土地の影響を受ける。
・仏教と神道は別れて150年ほど。
・民俗信仰は地域差が大きい。
これを「カツカレー」で表現されたのはお見事!
とてもわかりやすくて、面白いなあと思いました。
もっと知りたくなりました!
後半は、事前に集めた参加者からの質問にお答えいただきました。
これもまた面白かったですね!
一部をご紹介します。
Q.仏教で法要してもらうには絶対戒名がついてないといけないのですか?
A.俗名で良いとする宗派もあるが、戒名は仏教徒としての名前。
仏教で法要をしてもらうということは、仏教徒になることなので戒名がつきます。
Q.お盆のお布施はどれくらいですか?
A.お布施はお気持ちで。うちのお寺は平均3000円くらいです。
Q.生活を共にしていた猫が10年前に亡くなりました。
あの世に行ったらその猫と必ず会う約束をしていますが、
あの世には猫の社会と人間の社会と別れているのでしょうか?
A.死後、動物と人間が同じ世界に行けるかどうかは意見が分かれます。
浄土宗内でも意見が別れています。
Q.お仏壇の生花は、ずっと生花じゃないといけないですか?
A.造花でも問題ありません。
以下は、参加された方からの感想です。一部をご紹介します。
・とてもためになりました。
・大変ためになる講話であり、良かったです。
・終活について非常に役に立ちました。ありがとうございました。
・仏教をもう少し勉強してみたい気持ちになりました。
・戒名料にモヤモヤした気持ちがありましたが少しほぐれました。
・わかりやすく、優しい言葉で話していただき聞き取りやすくとても良かったです。
・とてもよかった。また話を聞いてみたい。仏教、お寺と言うと近づきがたい、葬式の時だけのところいうような悪い方のイメージしかなかった。できることなら家のお寺になってもらいたいくらいです。
・とてもわかりやすく明確でメモするのを忘れるくらいにお話を興味深く聞くことができました。
・仏像、仏教のことをもっと勉強したくなり、本屋に行ってみて本を購入して自分なりに楽しみたいと思います。有り難うございました。感謝
いろいろ興味深いことばかりで、私もとても勉強になりました。
ありがとうございました!
(柴田)