ガレット・デ・ロワで運だめし?!
今年最後の投稿となりました。
ご紹介するのは「ガレット・デ・ロワ」で、フランスでは1月に欠かせないお菓子です。
1月6日の公現祭に由来するお菓子ですが、1月中であれば人が集まった時に食べられているそうです。
最近は日本でも目にすることが多くなってきましたね。
お菓子の中には、フェーブという陶器でできた小さな人形が隠されています。
切り分けられたケーキの中にこれを見つけた人は、その日1日王様(王女様)になり、みんなに祝福されるという楽しみがあります!このフェーヴという陶器の人形は色々な形があり、飾るだけでも可愛いですよ♪
今回は作りやすいように冷凍のパイシートを使いました。
手軽にできて便利ですよね。
お正月、おせちに飽きた頃にチャレンジして下さいね!
<材料>直径21センチくらい位のもの1つ分
・冷凍パイ生地 1袋(18cm×10cmのもの4枚入り)
・バター(無塩) 90g
・砂糖 90g
・アーモンドパウダー 90g
・卵 90g(約2個)溶きほぐしておく
・ラム酒 大さじ1
・粉糖 少々
・とき卵 少々
<作り方>
●アーモンドクリームを作ります。
1.ボウルに室温に戻したバターを入れてホイッパーで軽くほぐし、砂糖を加えたら空気を抱きこむようにすり合わせる。
2.アーモンドプードル・卵の順に加えて、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
3.最後にラム酒を加えて、つやが出るまで混ぜ合わせる。
4.ボウルにラップをして、冷蔵庫で休ませる。
●パイシートの準備
1.今回のパイシートは長方形だったので、2枚の端と端(長方形の長い辺)を指で押さえてつなぎ合わせ、正方形に近い形にしてから目的の大きさに伸ばします。
※同じものを2枚作る。
※冷凍パイシートは、使用する半日前くらいから冷蔵庫で解凍しておく。
※テーブルに打ち粉(強力粉)を振ると、生地がくっつかずに作業性がいいです。
2.パイ皿(約21cm)を生地の上に置いて大きさを確認。
パイ皿に沿って生地をカット(2枚)。
※パイ皿の代わりにお皿、カッターの代わりにハサミやナイフでもOKです。
●パイ生地とアーモンドクリームを合わせます。
1.丸くカットしたパイ生地を、オーブン用のシートの上にのせて、ここにアーモンドクリームを載せる。
※冷蔵庫から出したアーモンドクリームは、ビニール袋を利用した搾り袋に入れて生地の上に絞り出す。
中心からグルグルと外側4~5センチを残して、うずをかくように搾りる。
中心部分は重ねるように搾り、中心を高くする。
2.ナイフなどを使って表面を滑らかに慣らし、フェーヴを忍び込ませる。
3.もう一枚の生地を重ねて周囲を指で押さえる。
4.溶きほぐした卵を表面に薄く塗って、冷蔵庫でしばらく(20分くらい)休ませる。
5.冷蔵庫から出したら、ナイフの背の部分か竹串を使って周囲に切り込みを入れる。
6.中心に竹串で穴をあけて、ここから周囲に向かって模様をつける(竹串かナイフの背で)。
※生地を切らない様に気をつけてください。
7.竹串で空気穴をあける。模様の上にあけると、あまり目立たなくていいかもしれません。
8.もう一度溶き卵を薄く塗って、200度に温めたオーブンで40分焼成する。
※卵を重ねて塗ることで(6で塗ってます)、艶が出ます。
9.40分焼成したらオーブンから出して、表面に茶こしで粉糖を薄くかける。
10.230度に上げたオーブンで、3分ほど焼成して出来上がり!
※粉糖を振って高温で焼成することで、表面がパリパリっとします♪
※フェーヴは色々な形があります。大きさは2~3センチくらいです。
カットするとこんな感じ。
どこに入っているか分からないから、フェーヴが顔を出してしまうこともあります(>_<)